注文住宅は自由度が高い反面、やりたいことを詰め込みすぎると予算をオーバーしてしまうため、予算のコントロールが必要です。
予算をオーバーしそうという時には、次の3つの原因に当てはまっていないか確認してみてください。
予算オーバーの原因と対策
[原因1]あれもこれも取り入れたい
[原因2]家の形が複雑
[原因3]窓や建具が多い
[原因1]あれもこれも取り入れたい
一生に一度の家づくりだからこそ、誰もが「後悔したくない!」と思うはず。
しかし、やりたいことを全部実現しようとすると、間取りが大きくなりすぎたり、つい不要なオプションを追加しすぎるなど、コストが膨らむばかりです。
■対策
・優先順位を決めておく(家族と共有しておく)
・後から簡単に変えられないところを優先する
・流行りの設備やハイスペックなオプションなどは、本当に自分の暮らしに必要な物かよく検討する
・手入れのしやすさや、メンテナンスにかかる費用も確認する
[原因2]家の形が複雑
複雑な形の家は角が多くなります。
コーナー部分にはコーナー専用の部材が必要になるため、四角いシンプルな形状の家に比べると建築コストが高くなります。
また、家の形が複雑になれば、冷暖房の効率が下がるため、光熱費が高くなることも覚えておきましょう。
■対策
建物が同じ大きさの場合、一番コストが下がるのは、四角形の総2階建ての家です。
少しでも費用を抑えたい場合は、家の形をシンプルにすることも検討してみましょう。
[原因3]窓や建具が多い
できるだけ明るい家で暮らしたいと考える方は多いと思います。
しかし、必要以上に窓をつけることは、建築コストの負担が増えるほか、窓が多くなるだけ断熱性能が下がるため、住んだ後の光熱費の増加にもつながります。
室内ドアなどの建具についても、数が多くなるほど当然コストが上がります。
■対策
・窓の計画をする際は、外からの視線や家具の配置、風の通り、方角など総合的に確認しながら本当に必要な箇所に絞って窓を設けるようにする。
・建具については、来客に見えない位置であれば、扉を無くしてオープンにするなど、なるべく数を減らす工夫をしてみましょう。
まとめ
予算オーバーの原因と対策
[原因1]あれもこれも取り入れたい
[原因2]家の形が複雑
[原因3]窓や建具が多い
導入コストは安かったけど、住んだ後のメンテナンス費用が高くつく。なんてこともありますので、安さだけで判断せずに、手入れの方法や費用、耐用年数など、住んだ後のことまで視野に入れておくことも大切です。
「このくらいの金額だったら大丈夫!」と思って家づくりを進めていたら、気が付いた時にはびっくりするほど予算をオーバーしていた…。なんてことにならないように、皆さんも気を付けてくださいね。
つづく設計舎では、完全自由設計の家づくりをしています。
ご予算に合わせたプランをご提案させていただきますので、家づくりの費用でお悩みという場合もお気軽にご相談ください。